黒の三姉弟物語 第3章 前編
ぐいーーーーーー!
ぷはぁーーーーー!
黒の三姉弟の二 えどかー「姉さん、オイラ何かツマミを作ってくるぜ。」
レッドライン「おえど兄さん、応援するっすう〜」
えどかーのフライパンさばきも普段より冴えます。
黒の三姉弟の一 かがりん「おえど、それ出来たらちょっと話があるから、そこのテーブルで二人で話そう。」
かがりん「しかし……KOMONの特注紅茶は最高だねぇ……」
えどかー「話ってなんだい、姉さん?」
かがりん「ザーポンとの関係の話は、どうするんだい?返事はあっちに座ってからでいいよ。」
えどかー「……その辺りの話はもう少し後にしようと思うんだ……オイラ達また仕事を始めちまったから、いずれ南の兄さんらと出会うのは避けられないと思うしな……」
かがりん「もう南の兄さんには私らの事は耳に入ってるだろうしね。勝手な事してるなと、お怒りかもしれないねぇ。じゃあ、話はこれで終わりさ、私は奥で本を読ませて貰うよ。」
かがりん「南のギルドと事を構えるのは避けたいもんだねぇ。」
???「やっと見つけましたよ。闇の魔人の家を。」
[ぴんぽーん]
レッドライン「いらっしゃいませっすう。」
えどかー「いや、コイツは普通の客じゃねぇ。」
メギストリス「私は北のギルド副ギルド長メギストリスです。闇の魔人かがりん殿に用があって参りました。取り次いで頂けますか?」
レッドライン「姉さんー!お客さんっすよー!」
かがりん「やれやれ、ゆっくり読書も出来ないねぇ。」
メギストリス「お久しぶりです、メギストリスです。今は北の副ギルド長をさせて頂いてます。」
かがりん「随分、出世したもんだね。まぁアンタの腕なら副ギルド長も過分じゃないさ。奥の席に座りな、お茶くらいだすさ。」
レッドライン「これはあのKOMON社の特注紅茶っすう、心して飲むっすう。」
メギストリス「ええ、頂きますわ。」
かがりん「レッド、もう下がっていいよ。」
かがりん「副ギルド長様が、直々って事は、うちにとってはいい話じゃないね?」
メギストリス「ええ、残念ですが罰則の話になります。どこのギルドにも属さず大きな仕事を二件もこなされては、各ギルドの有力者が黙っておりません。我が北のギルド長はみなさんに好意的ですので、G4会議で懸賞金などは掛けさせずに済んだのですが、その代わり無償で大きな仕事を一つ受けて貰わねばなりません。」
※G4会議とは、東西南北の各ギルドの正副ギルド長ならびに有力者が集う会議である。
かがりん「G4会議に、かけられるとは私らも有名になったもんだ。その無償の仕事、北のギルド長、マスターSの温情だし受けさせて貰うよ。」
メギストリス「ありがとうございます、マスターSも喜ばれます。詳しい情報は、マスターSが依頼した情報屋が近日中に持ってまいります。」
メギストリス「私が知っている範囲では、どうやら、ここから東の北東エリアでの仕事になりそうです。」
かがりん「北東か……あの魔獣と戦えとか言われなきゃいいけどねぇ……」
今回の仕事は無償……各ギルドとの関係悪化を避けるべく向かうは北東エリア!
「あれ!?読み忘れてる!」そんな貴方に♪
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次のお話は【黒の三姉弟物語 第3章 中編】です♪
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