黒の三姉弟物語 第2章 前編
前回 村を襲う水竜を颯爽と倒した黒の三姉弟。
今回、三姉弟に起こる事件とは!?
黒の三姉弟の一 かがりん「まったく、おえどのやつ……買い物から、ちっとも帰ってこないじゃないか。KOMON社の特注紅茶が無いと禁断症状が出ちゃうってのに……」
[ぴんぽーーーん♪]
黒の三姉弟の三 レッドライン「いらっしゃいっすう、こんなへんぴなところに、ようこそっすう。1番良い紅茶は切らしてるっすう、それでもいいなら座席へどうぞっすう。」
南の大商人ザーポン「いやいや、わてはお茶しに来たんではないんでおま。黒の三姉弟の一の、かがりんはんに用事があって来たんでおま。」
レッドライン「姉さんー!お客さんっすよー!」
かがりん「なんだい、まったく。特注紅茶が無くてイライラしてるってのに、バカでかい声で呼んでからに。」
レッドライン「こちらのおっちゃんが呼んでたっすう。」
ザーポン「かがりんはん、お久しゅうでおま。」
かがりん「あんたかい、久しぶりだね、立ち話もなんだね。レッド、お茶淹れてきな。」
レッドライン「どうぞ、特注じゃないけど、まぁまぁいけるお茶っすう。」
かがりん「とりあえず、お茶でもすすりながら話を聞こうじゃないか。」
ザーポン「ありがとうでおま、頂くでおま。そして、話というのはでおま……」
ザーポン「わてが東の大陸で見つけた太古の遺跡の話でおま。そこにはどうやら大量の鉱物資源があると調査で分かりましてん。ただ厄介な事が起こりまして、調査中に、そこの守護者の機械人形を起こしてしもて、そいつがとんでもない魔力を吐き出して近隣の町まで被害が拡大してますねん。」
かがりん「ふーん……気に入らないねぇ……東の大陸の話なら管轄である東のギルドに依頼すればいいじゃないか。というか、あんたの裏の顔……いや、表の顔を使えばいいんじゃないのかい?」
ザーポン「それが出来へんから姉さんに頼んでるんでおま。わては商人の方が裏の仕事やから、表の顔で商人関係の仕事は出来まへんし、東のギルドに睨まれてもやっかいでおま。なんとかして貰えるなら、もちろん、お礼は弾ませてもらいま。そうそう、お礼とは別に姉さんの大好きなKOMON社の特注、あれを定期的にここに届けさせまそれでなんとか引き受けて貰えませんやろか?。」
かがりん「KOMONの特注を定期的に……(ゴクリ)いやいや……それだけでは無理だね。KOMONのティーセットもつけてくれるなら考えてやるよ、うちには高級な皿をバリンバリンと何枚も割るやつがいるしね。」
ザーポン「わかったでおま、ティーセットも10セット届けさせるでおま。」
かがりん「商談成立だね、おえどがもうじき帰ってくる。顔を合わすと何かと面倒だから早く帰りな。」
ザーポン「おえど兄さん……確かに兄さんと会うと何かと揉めそうでおま。では姉さん、守護者の機械人形の件お願いしますでおま。ただヤツの魔力で遺跡を中心に魔力嵐が吹き荒れているんで十分に気をつけてでおま。」
かがりん「忠告ありがとうよ、南の兄さんによろしく伝えといておくれ。」
ザーポン「……わかったでおま。では、これにて失礼するでおま。」
レッドライン「さっきのおっちゃんと、おえど兄さんは何か関係あるんすか?」
かがりん「話すと長くなるからね、おえども勝手に、この話をされると気を悪くするだろうから、また機会を見て話すよ。あと、おえどが帰ったら今回の依頼の会議するよ。」
えどかーの帰りを待ち会議となる三姉弟!
町にまで被害を及ぼす守護者の機械人形との対決は後編に!
※かがりんとザーポンの会話の一部を初掲載時から一部を変更しています。
主な変更は南の遺跡から東の遺跡に変更となり、それに従って会話内容も一部変更してあります。
向かう遺跡と町の設定上の所在地が変わっただけで話のおおまかな流れに変更はありません。
「あれ!?読み忘れてる!」そんな貴方に♪
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